コラム

アフターコロナも感染症対策は重要

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“新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミック”

COVID-19は世界中に大きな影響をもたらし、

これまで感染拡大防止のための様々な「規制」や「感染予防対策」が講じられてきました。

それにともない、

私たちの生活や経済活動の形も「コロナ前」とは一変し、

一人ひとりの“変化への対応”を余儀なくされました。

そんな“時代変化の象徴”とも言える大きな変化をもたらした“新型コロナウイルス感染症(COVID-19)”ですが、

感染拡大の勢いは徐々に抑えられ、

それと同時に私たちの生活や社会情勢も回復の兆しを見せつつあります。

実際、

既に昨年の時点で海外の多くの国々で大胆な規制緩和に踏み切る動きが見られていました。

そして、ついに日本でも、

今年の3月にマスク着用の義務化の撤廃

5月から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)について感染症法上の

「新型インフルエンザ等感染症」に該当しないものとし、「5類感染症」に位置付けることとなりました。

それによって、感染拡大防止のための様々なガイドラインや規制の緩和がされ始めています。

そこで現在、

今まで予想や予測が困難で“抽象的”だった「アフターコロナ」後の景色が“具体化”しつつあります。

「アフターコロナ」とは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックが終息した後の社会や経済の状況を指す言葉です。

アフターコロナでは、社会の変化はもちろんのこと、

私たちのライフスタイルも「コロナ前」とは大きく変わっていくと言われています。

そして、

予防医学や公衆衛生の重要性が高まり、“健康”に対する意識がより一層高まることが予想されています。

また、感染症対策や医療制度の改革なども検討されるかもしれません。

そんな“終息の兆し”を見せつつあるCOVID-19ですが、

今後新たな菌やウイルスが出現しないとは限りません。

それに、今回のパンデミックを経験した私たちにとって、

それらの脅威や社会変化に対する“現実性”“臨場感”

以前とは大きく異なると思われます。

COVID-19によって注目されていなかったコロナ以外の感染症の存在も忘れてはいけません。

政府では、規制緩和後も季節性インフルエンザ流行時と同様、

感染症予防対策の呼びかけを続ける方針を示しています。

ここで、代表的な感染症の特徴を一部紹介いたします。

大腸菌

大腸菌は健康な人の腸内にも存在しその多くは無害ですが、そのなかのいくつかが下痢や深刻な合併症を引き起こします。病気を引き起こす大腸菌を、病原大腸菌と呼んでいます。
そして病原大腸菌のなかでも恐いのは腸管出血性大腸菌で、出血を伴う腸炎や溶血性尿毒症症候群という病気を引き起こします。
O157やO26などの腸管出血性大腸菌は、牛などの家畜や人の腸内からみつかることがあります。

緑膿菌

緑膿菌は家庭の洗面所、浴室、トイレなどの水回りに普通に存在する菌で、健康な人には無害であることが多い特徴があります。
ところが持病などによって感染防御能力や免疫機能が低下している人が緑膿菌に感染すると内臓が障害されたり呼吸器が侵されたり、敗血症を引き起こすこともあります。
敗血症とは、命を脅かすレベルの感染に対する体の反応で、組織障害や臓器障害を引き起こし、最悪死にいたります。

黄色ブドウ球菌

ブドウの房のように球状の粒が並んでいることからこの名称がつきました。
黄色ブドウ球菌は、おにぎり、寿司、肉、卵、乳製品などさまざまな食品に付着して増殖します。この菌が付着した食べ物を食べることで人に感染します。
感染すると3時間ほどで吐き気、嘔吐、腹痛、下痢を引き起こします。
また黄色ブドウ球菌は、おでき、ニキビ、水虫の原因になることもあります。

肺炎桿菌

肺炎桿菌(はいえんかんきん)は、グラム陰性桿菌と呼ばれることもあります。
この菌も人の腸内に普通に存在することが多く、健康な人には無害です。しかし免疫力が低下すると、肺炎桿菌が原因となって肺炎、尿路感染症、敗血症などを引き起こします。

風邪のウイルス

新型コロナウイルスの出現で「コロナ=とても恐いウイルス」と理解されるようになりましたが、それほど恐くないコロナもあります。
HCoV-229E、HCoV-OC43、HCoV-NL63、HCoV-HKU1の4種類はヒューマン・コロナウイルス(HCoV)といい、普通の風邪を引き起こします。
また、ライノウイルスというウイルスも風邪の原因になります。

風邪の正式名称は風邪症候群といい、鼻から喉までの間に起きる急性の炎症による症状の総称であり、どのウイルスが引き起こしているかは問いません。
ヒューマン・コロナウイルスやライノウイルスなどが鼻や口から体内に侵入し、粘膜に付着して増殖することで鼻水、発熱、頭痛、倦怠感などを引き起こします。

インフルエンザウイルス

インフルエンザも、ウイルスに感染して発熱や倦怠感などを引き起こすのは風邪と同じです。インフルエンザと風邪を区別するのはウイルスの種類と症状の重さです。
国立感染症研究所はインフルエンザのことを「インフルエンザウイルスを病原とする気道感染症」と呼んでいます。インフルエンザウイルスが引き起こす、風邪より重い症状の病気をインフルエンザといいます。

インフルエンザの症状は、38度以上の発熱、頭痛、全身倦怠感、筋肉痛、関節痛、咳、鼻水となっていて、これだけでも風邪の症状より重いことがわかります。
そしてインフルエンザが「いまだ人類に残されている最大級の疫病」と恐れられているのは、高齢者や持病を持っている人がインフルエンザを発症すると、別の細菌に感染しやすくなって感染症を起こし、入院が必要になったり死亡したりするからです。
よく「新型コロナウイルス感染症も、インフルエンザ並みになれば安心できるのに」といった意見を耳にしますが、それはそのとおりなのですが、「インフルエンザ並み」は相当恐い状況であることも知っておいてください。

ノロウイルス

ノロウイルスは人の腸内やカキなどの貝のなかにいて、それらが何らかのきっかけで人の口に入って感染します。
ノロウイルスはたった100個でも感染することから、1人が感染してしまうとあっという間に周囲に広がってしまいます。
感染すると24~48時間後に吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、軽度の発熱を引き起こしますが、1、2日で治ります。

いかがでしたでしょうか。

ここで紹介した大腸菌、緑膿菌、黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌、風邪のウイルス、インフルエンザウイルス、ノロウイルス意外にも

私たちの身の回りには多くの菌やウイルスが存在し、「感染対策」の重要性がなくなることはありません。

そこで私たちにとって重要なことは、

このパンデミックを経験し培った感染予防や健康に対する知識や意識を

いかにここから先の未来に活かしていけるかだと考えます。

さらに自分自身や大切な存在を守るためにも

「アフターコロナ」でも“感染症対策の重要性”は高まっていくでしょう。

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