エビデンス
抗ウイルス・抗菌製品を販売している多くの企業は、効果や安全性の証明のために試験機関によるエビデンスを公表しています。ただ、一口に試験といっても、規格は様々。その中でも、アークスの抗菌・抗ウイルス塗装は、実際に使用する環境でも効果が発揮されなければ意味がないという考えに基づき、公的検査機関「神奈川県立産業技術総合研究所」によって精度の高い試験を実施しています。
VIコートの性能
VIコートの持つ光触媒の性能は、
公的検査機関「神奈川県立産業技術総合研究所」によって証明されています。
以下は検査結果の一部です。
抗菌・抗ウイルス試験
抗菌、抗ウイルス試験の検査結果です。菌、ウイルス共に、写真の左側が光照射前、右側が光照射後の写真です。どちらも菌やウイルスを表す斑点のようなものがほとんど無くなっているのが分かります。
抗菌試験(黄色ブドウ球菌)
(地独)神奈川県立産業技術総合研究所
試験結果報告書 KISTEC30-170A01


(生菌数) | 光照射前 | 光照射後 | |
---|---|---|---|
無加工 | 17,000 | → | 87,000 |
加工品 | 17,000 | → | 20 ※99.9%除菌 |
抗ウイルス試験
(バクテリオファージQβ)
(地独)神奈川県立産業技術総合研究所
試験結果報告書 KISTEC30-143B02


(生菌数) | 光照射前 | 光照射後 | |
---|---|---|---|
無加工 | 260,000 | → | 250,000 |
加工品 | 260,000 | → | 120 ※99.9%除菌 |
分解活性指数測定試験
光触媒による有害物質の分解速度を表す「分解活性指数」を測定した試験です。 VIコートを塗布したガラスの上に、色素を含んだ物質の高濃度水溶液を適量乗せます。 この色素は、光が当たれば触媒効果で分解され、色が薄くなっていきます。 その色の変化及び水溶液の濃度から、分解速度の検証を行った実験です。 VIコートの分解活性指数「22.0」は業界最高峰の数値で、分解性能の高さを示しています。

- 大手の光触媒メーカー3社のデータは以下の通り
- ・K社(商品名:S)⇒分解活性指数「11.5」
- ・T社(商品名:H)⇒分解活性指数「14.7」
- ・N社(商品名:B)⇒分解活性指数「17.2」
- 「VIコート」の分解活性指数は「22.0」で、上記3社より分解速度が速いコーティング剤であることが分かります。
※掲載データは㈱VENTIL社から提供を受けたものです。
試験規格
抗ウイルスコーティングを扱う企業が採用している抗ウイルス試験規格をご紹介します。
製品をお選びの際のご参考用としてご活用ください。
このような場所で有効か
検証するための試験規格
JIS R 1706
対応国際規格 ISO 18061
ファインセラミックス―光触媒材料の抗ウイルス性試験方法―バクテリオファージQβを用いる方法
規格概要
紫外光照射後のバクテリオファージQβの不活化によって、光触媒を含有する加工材料及び表面に光触媒加工フィルムを含む材料の抗ウイルス性試験方法及び活性値の求め方について規定
JIS R 1756
対応国際規格 ISO 18071
ファインセラミックス―可視光応答形光触媒材料の抗ウイルス性試験方法―バクテリオファージQβを用いる方法
規格概要
可視光照射後のバクテリオファージQβの不活化によって、可視光応答形光触媒を含有する加工材料及び表面に可視光応答形光触媒加工フィルムを含む材料の抗ウイルス性試験方法及び活性値の求め方について規定
このような場所で有効か
検証するための試験規格
JIS R 1756
対応国際規格 ISO 18071
ファインセラミックス―可視光応答形光触媒材料の抗ウイルス性試験方法―バクテリオファージQβを用いる方法
規格概要
可視光照射後のバクテリオファージQβの不活化によって、可視光応答形光触媒を含有する加工材料及び表面に可視光応答形光触媒加工フィルムを含む材料の抗ウイルス性試験方法及び活性値の求め方について規定
アークスは「繊維製品の抗ウイルス性試験」
だけではなく、
光触媒の試験用に作られた規格で、
かつ紫外光(太陽光などの強い光)ではない
「可視光(室内などの光)での抗ウイルス性」
試験もしています。